岩手医科大学産婦人科学講座

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CTG in 三陸に参加して

日時:20221226

場所:岩手県立大船渡病院

 

専門研修医1年目の細見です。

2022年1029日にCTG in 三陸が開催されました。この会は、主に研修医向けということでしたが、様々なシミュレーターやドライボックスが体験できるということで医局を代表して参加しました。専門研修医向けのややアドバンスな内容も用意されており、予想以上に充実した会となりました。

 分娩シミュレーターでは、肩甲難産の娩出法や母体の体位変換などを一連の分娩の流れで学ぶことができました。経膣、経腹エコーのシミュレーターは非常にリアルで、じっくりと時間をかけて胎児の映し方を試してみることができました。これらのシミュレーターは学生時代にも体験したことがありましたが、約半年間実際に産婦人科医として働いてみると視点が変わり、普段の診療にもフィードバックできる学びがありました。

 腹腔鏡のドライボックスでは縫合・結紮や子宮筋腫核出を想定した手技をご指導いただきながら学ぶことができました。まだ腹腔鏡の経験は少ないですが、今後に向けての練習の良い意識づけとなりました。

 若手の先生方も多く参加されており、何でも気になったことは気軽に聞ける雰囲気でした。産婦人科に興味のある研修医の先生、まだ何科にするか全然決まっていない先生も是非参加してみてください!楽しい時間が過ごせること間違いなしです!!

 

ESGO2022 Congress

日程:20221130

場所:ドイツ ベルリン hub27

 

 

Hallo

1027日〜30日にベルリンで開催された欧州婦人腫瘍学会ESGO2022 Congressに参加してきました!

 

コロナで久しく旅行も制限されていたので,久しぶりの海外でした。加えて昨今の欧州事情で飛行機がロシア上空を飛べず、行きは北極圏周り、帰りは中東・東アジア経由となったため岩手からの移動に丸1日かかりました。(血栓ができるかと思いました)

 

出発前に各所より「10月のドイツは寒い」と聞いていたので、服も厚手のものを準備していったのですが、現地は思っていたよりも暖かく、同行者曰く「東京とほぼ同じくらい」とのことでした。

そしてドイツと言えばビール!ということで空港のラウンジでまずは1杯!

・・・うまい!!!!!

 

この後も行く先々でビールを飲みましたが、やはり本場で飲むビールは最高ですね。一方、食べ物に関しては皆さんご想像の通り、ソーセージとアイスバイン、そしてポテト、ポテト、ポテト・・・ポテトが揚げられたり茹でられたり押しつぶされてバターと混ぜられたりと手を変え品を変え胃袋を圧迫してきます。それでも最初の方は良かったのですが、やはり最後は日本のシンプルな味が恋しくなったため、ビールのあてにEDAMAMEを頼んで食べてました。

 

あと、ドイツで外せないものと言えばサッカーですね。この原稿を書いている1121日はちょうどカタールWカップが始まり、日本の初戦の相手は奇しくもドイツ!ということで、私も一足先に敵情視察をして参りました。目指すはドイツ代表がひしめく強豪バイエルン・ミュンヘンの本拠地アリエンツアレーナ!ブンデスリーガはスタジアムの大きさもさることながら、ファンの熱気が半端じゃなかったです。この日は過密日程のためいくらかスタメンを落としたメンバーでしたがそれでも19歳の若き怪物ムシアラをはじめ、マインツ相手に6発のゴールを決めて快勝。スタジアムは大いに盛り上がりました。

 

そのほかにもベルリンと言えば「ベルリンの壁」、学会のHPにもトップで出ている「ブランデンブルグ門」のほか、日本でもおなじみ化粧品の「NIVEA Haus」や、最高級ぬいぐるみブランド「Steiff」など観光・買い物には困りませんでした。ちなみにドイツでも新型コロナ対策としてバスや鉄道ではマスクの着用が法律で義務づけられていますが、屋外はもちろん、スタジアムや飲食店でもマスクの着用義務はないため、皆さん密になって騒いでいます。なんとも中途半端な感じでしたが、その辺は行く人の自己責任ということでしょうか。あとタバコも屋内はもちろん禁煙ですが、街中は歩きタバコし放題、ポイ捨てし放題なので受動喫煙防止に関しては日本の方が進んでいると感じました。

 

さて、そんなこんなで残りの文字数も少なくなりましたが、学会について残り数行書こうと思います。

まずは、会場について。Hub27はベルリン中央駅から電車で20~30分ほどの少し外れた所にあり、しかも日本のパシフィコ横浜や東京国際会議場のような広さはなく、企業展示にポスター会場、メイン会場+小会場2つほど、と欧州から婦人科医が集まる学会にしては思ったより小さいな、というのが正直な感想でした。それでも現地でNEJMLancetで見かける著名な先生方が壇上にいると「おお、この人が!」とテンションが上がりました。完全にミーハーですが。個人的な目玉はR. Colemen先生のARIEL-3試験のOS結果でしょうか、こちらについては後日医局員の先生方にもご紹介したいと思います。

 

学会は自分にとって情報収集はもちろんですが、モチベーションをアップまたは維持させる意味で重要と考えています。国内の学会も良いですが、機会があれば是非、海外学会に足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。

 

Tschüss

 

北日本産科婦人科学会 総会・学術講演会

場所:岩手県盛岡市 アイーナ

 

皆様、こんにちは。

産婦人科学講座の阿部真璃奈です。

 

今回は題名の通り、1015日〜16日に行われた第69回北日本産科婦人科学会の参加報告を書かせていただきます。

盛岡のアイーナ(いわて県民情報交流センター)で行われ、当大学が主管いたしました。

私個人としては、学会には何度も参加しておりますが、主管として参加するのは初めてで、

とても楽しみにしていました。準備の段階からイベント感があり、学生の頃の学園祭を思い出しました。

 

当日は、どの講演も一般演題も勉強になるものばかりで、知識が深まり、私も実践していこうと思いました。ハイブリット形式での開催でしたが、現地参加の方も多く、学会発表の空気を久しぶりに感じました。

 

また事務局として、会場の案内をしたり、来場者の方へのお土産準備をしたり、余ったお弁当やお菓子をもらったり()、裏方の仕事も楽しく行いました。

 

閉会式が終わった後、会場で医局員の集合写真の記念撮影を行いました。

大きな達成感と一体感があり、医局員の団結がさらに深まったような気がしました。

このような貴重な時間を経験でき、本当によかったなと思います。

 

今回の学会を盛り上げてくださった参加者の皆様、運営に携わってくださった方々、そして素晴らしい会にしてくださった医局の先生方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

さらに精進していこうと思った、思い出深く実りの多い学会になりました!


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