日程:2022年11月30日
場所:ドイツ ベルリン hub27
Hallo!
10月27日〜30日にベルリンで開催された欧州婦人腫瘍学会ESGO2022 Congressに参加してきました!
コロナで久しく旅行も制限されていたので,久しぶりの海外でした。加えて昨今の欧州事情で飛行機がロシア上空を飛べず、行きは北極圏周り、帰りは中東・東アジア経由となったため岩手からの移動に丸1日かかりました。(血栓ができるかと思いました)
出発前に各所より「10月のドイツは寒い」と聞いていたので、服も厚手のものを準備していったのですが、現地は思っていたよりも暖かく、同行者曰く「東京とほぼ同じくらい」とのことでした。
そしてドイツと言えばビール!ということで空港のラウンジでまずは1杯!
・・・うまい!!!!!
この後も行く先々でビールを飲みましたが、やはり本場で飲むビールは最高ですね。一方、食べ物に関しては皆さんご想像の通り、ソーセージとアイスバイン、そしてポテト、ポテト、ポテト・・・ポテトが揚げられたり茹でられたり押しつぶされてバターと混ぜられたりと手を変え品を変え胃袋を圧迫してきます。それでも最初の方は良かったのですが、やはり最後は日本のシンプルな味が恋しくなったため、ビールのあてにEDAMAMEを頼んで食べてました。
あと、ドイツで外せないものと言えばサッカーですね。この原稿を書いている11月21日はちょうどカタールWカップが始まり、日本の初戦の相手は奇しくもドイツ!ということで、私も一足先に敵情視察をして参りました。目指すはドイツ代表がひしめく強豪バイエルン・ミュンヘンの本拠地アリエンツアレーナ!ブンデスリーガはスタジアムの大きさもさることながら、ファンの熱気が半端じゃなかったです。この日は過密日程のためいくらかスタメンを落としたメンバーでしたがそれでも19歳の若き怪物ムシアラをはじめ、マインツ相手に6発のゴールを決めて快勝。スタジアムは大いに盛り上がりました。
そのほかにもベルリンと言えば「ベルリンの壁」、学会のHPにもトップで出ている「ブランデンブルグ門」のほか、日本でもおなじみ化粧品の「NIVEA Haus」や、最高級ぬいぐるみブランド「Steiff」など観光・買い物には困りませんでした。ちなみにドイツでも新型コロナ対策としてバスや鉄道ではマスクの着用が法律で義務づけられていますが、屋外はもちろん、スタジアムや飲食店でもマスクの着用義務はないため、皆さん密になって騒いでいます。なんとも中途半端な感じでしたが、その辺は行く人の自己責任ということでしょうか。あとタバコも屋内はもちろん禁煙ですが、街中は歩きタバコし放題、ポイ捨てし放題なので受動喫煙防止に関しては日本の方が進んでいると感じました。
さて、そんなこんなで残りの文字数も少なくなりましたが、学会について残り数行書こうと思います。
まずは、会場について。Hub27はベルリン中央駅から電車で20~30分ほどの少し外れた所にあり、しかも日本のパシフィコ横浜や東京国際会議場のような広さはなく、企業展示にポスター会場、メイン会場+小会場2つほど、と欧州から婦人科医が集まる学会にしては思ったより小さいな、というのが正直な感想でした。それでも現地でNEJMやLancetで見かける著名な先生方が壇上にいると「おお、この人が!」とテンションが上がりました。完全にミーハーですが。個人的な目玉はR. Colemen先生のARIEL-3試験のOS結果でしょうか、こちらについては後日医局員の先生方にもご紹介したいと思います。
学会は自分にとって情報収集はもちろんですが、モチベーションをアップまたは維持させる意味で重要と考えています。国内の学会も良いですが、機会があれば是非、海外学会に足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。
Tschüss